2023-01-01から1年間の記事一覧

川端康成『水晶幻想』

ネタバレあり! 小説書きは必読! 川端康成と言えば『雪国』と『伊豆の踊子』が定番だと思うが、それだけしか知らないあなたはだいぶ世の中を損していると言い切れる! いやいやいや…川端なんて昭和の文豪だろ。そんなの古くて読めんよ…と思っているあなた。…

永井荷風『来訪者』

ネタバレあり! 私より若い読者は永井荷風を読むのだろうか? そもそも私の世代でも怪しいのだが、どうなのであろう…そんな私は荷風が好きである。雑司ヶ谷へ墓参りにいくほど荷風が好きである。…どんなところが好きなの? 艶っぽいところが… 艶っぽいといっ…

東浩紀『訂正する力』

実践する哲学者である東浩紀さんの最新思想である『訂正可能性の哲学』を一般読者にわかりやすくするために、具体的な実例を多く含みながら「訂正する力」という思想を解説していく。 この書は「訂正可能性」を応用した一種の政治論となっている。 この書の…

二葉亭四迷『浮雲』

ネタバレあり! 誰もが題名だけは知っていて、読んだことがない本ランキングがあれば確実に上位に来るだろう二葉亭四迷の『浮雲』 まずはじめに言っておくが、これまで読まなかったのを後悔するほど面白かった! きっと高校生のときに習ったと思う。日本で最…

読書ブログ開設

購入してから20年以上手を付けていないなどの積読本がざっと2000冊ほどあり、消化するために読書ブログを開設します。 このブログが皆様の読書の参考にすこしでもなればと思いつつ… なお、ネタバレありの場合は冒頭にネタバレありと明記します。ネタバレを見…